あおぞら印刷ブログ

2015年08月07日

前回の続き~表現できる色の領域~


こんにちは!熱中症対策に水をがぶ飲みしてお腹を壊しちゃう系男子、山口です!

今回は、前回の続きの色の領域について書いていこうと思います。






色の領域、つまりカラースペースとは、可視領域内(Lab色空間内)における、色の再現可能範囲を意味しています。
コンピュータ周辺機器やアプリケーションソフトウエアで扱えるカラースペースにはAdobeRGB、CMYK等があります。
デジタルカメラやスキャナ等の機器が持つ能力の中でのカラースペースは、可視領域より狭いのですが、そのままでは他のコンピュータ機器で表現できない為、カラースペースをRGB等に変換して画像データを書き出しています。

下の図でもわかるように、RGBとCMYKでは、色の再現可能範囲が異なります。RGBでは再現可能であってもCMYKでは再現できない領域があるのです。 そのためRGBで作成されたデータを印刷すると、再現できない領域が別の色(CMYKでの近似色)に置き換えられ、全体的にくすんだ色味に仕上がってしまいます。

これにより、印刷データーは、CMYKカラーで作成する必要があり、写真データーは、CMYKカラーに変換する必要があります。


""






写真等を綺麗に撮って、それを印刷してもうまく色が出ないのはこのカラースペースの問題が少なからずかかわっていることを、お客様にはご理解頂きたいと思っております。

ですので、


「私の顔こんな不細工ちゃうわ!」


という前に、印刷のことに関して、少しでも関心を持って頂けると幸いです。。。

最新記事

カテゴリ

過去の記事

RSS

KESステップ1登録

ステップ1認証取得
特定非営利活動法人
KES環境機構